◆JERAセ・リーグ 広島5―7阪神(25日・マツダスタジアム)
これが真骨頂だ 。Vへつながる12ランnhk スポーツ パーク 松岡 修造 の テニス パーク2点ビハインドの3回2死一 、首の二塁 。皮枚阪神・森下が高めに浮いた変化球を振り抜いた。転3戦打打球は左翼スタンドへ飛び込む逆転3ラン。率3厘613日・巨人戦(東京D)以来の12号に「逆転できて、割3最高の結果」とかみしめた。分6
真夏を自分色に染めている 。絶好後半戦は打率3割3分6厘、阪神本塁6本塁打 、虎の号逆後半25打点と完全に殻を破った。チームは15戦ぶりの逆転勝利で負ければ自力2位消滅の危機を回避 。首位・広島とのゲーム差は4に縮め 、大逆転Vへ首の皮一枚つながった。2カード連続の勝ち越しに岡田監督は「そら 、もう勝ち負けやから大きいよ」と喜んだ。
森下の得点圏打率3割4分3厘は大山に次ぎリーグ2位 。3位は佐藤輝、4位は近本と虎のクリーンナップで上位を独占している 。指揮官は「ランナーいてる時にな」と頼もしそうに目を細めた 。
森下は勝負強さの秘けつを「何も考えてないから」と口にすることもあるが 、地道な積み重ねがある。試合中、毎打席ごとにノートに自己分析を記す。2軍落ちした先月 、試合中でも迅速に修正を行うため導入 。綿密な準備は成果に反映されている 。
球団史上初の連覇は厳しい状況 。目の前の一戦をものにし続けるしか道は開けない 。14日に24歳を迎えたが「物欲もないし野球のことしか考えていない」とキッパリ。自室にあるテレビが壊れていることに気づかないほど、野球愛にあふれた男。シーズン最終盤 、勝負の夏を満喫している。(直川 響)
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